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残響
すいません、お手をとらせました……(※残1)

偽トノイケダイスケ
んじゃ、始めましょうか。しかしタイトルはよくないですねぇ。トラベリングスターズ大炎上(※1)って、この作品はそういう「炎上作品」とはいえない酷さがあるとは思うんですけど。

残響
否定しません。なんだろう、脱臼作品? いやそれはシナリオが脱臼しているんであって、実際の「痛み、辛さ」は……

偽トノイケダイスケ
個人的には「HOOK全治3年くらいの大骨折。トラベリングスターズによって無残にも破壊されたイチャラブ」とかねw なんかぼーぼー燃えているつーよりも、プレイ中にシナリオの骨がボキボキゆってるような感じですね

残響
骨折イチャラブ #とは
まあトラベルやれば自明なんですけど、あえて言語化するならば……やっぱりあの後出しジャンケン、「今になってそれを言うか!」でしょうかね……

偽トノイケダイスケ
骨折して入院して「骨折は治りました」って言われた次の瞬間に「でもアナタは癌で余命いくばもありません」的なねw

残響
かつて持病で入院してたときのことを思い出すなぁ。そのどんでん返しの虚脱感ってキツいんですよね。しかもそれが何回も何回も続くと。
なんつうか、前に「イチャラブ体力がじりじりと奪われていく」ってtwitterで仰ってましたよね。あれマジでしたね……

偽トノイケダイスケ
たぶん、この作品を、まぁ僕はサブヒロインはやっていませんけど、メインヒロインですら全部やった人は少数派だとは思いますよw

残響
少数派!!w

偽トノイケダイスケ
たぶん、大半の人は自分の好きなヒロインを遣って、まぁそこでフィンちゃんを引けば別ですけど、その自分のやったヒロインシナリオとネットの評判を聞いて「あーあ、どうせ最後は嗚呼なるんだろうな」と思ってやめちゃうと思います。

残響
それが事実っていうのもなぁ。「主題と変奏」といいますか……結局はこのパターンを遵守するんかい!嗚呼!っていう。
しかし、偽マルセルさんのレビュー読みましたが、この「主題」(というか主題展開の方法)を決定したのは、やはりDかPだと。

偽トノイケダイスケ
僕が残響さんに僕のレビューを読むの禁止ってゆったのもそこらへんが原因ですよ。僕の今回のトラベルレビューは「具体的にプロットを全部ネタばれして、そのプロット紹介レベルでも誰でもわかる杜撰さを指摘する」のが目的だったんですけど、たぶん残響さんが予め全部プロットを読んだら「どんだけ酷いか?」のワクワク感すら消滅したと思いますし。

残響
いつになくプロット書き起こされるなー、と思ってました。まああんまりネタバレを気にしない残響なんでありますが、確かに虚無への深淵の深さは、実際に体感しとかないとダメですね、トラベル
ルーフスさん覚醒のキャプの時点で、「あ……」とは思いましたが、そこにいたるプロットまでもアレというね

偽トノイケダイスケ
ただ「キャプ画像」で酷さがわかるのは、この作品だとルーフスさんというかレアシナリオだけなんですよね。レアのケツオンリーエロCGもそうですけどw

残響
……そういわれれば、そうか。リズとヤングお祖母ちゃんの絵なんか、全然悪くないどころかなかなかいいですし。
まかこ、鈴平、たかやki氏らはまともだった。
まあ尻だけCGを描け!という指令が出されたときは、まあ……


偽トノイケダイスケ
この作品きほんてきに「見た目」はそんなに悪くないんですよ。レアシナリオはむしろ例外的な感じで、他のシナリオは「細かいところに傷はありますが、HOOKらしい温かなシナリオでした」とかテキトーレベルに「褒められちゃう」感じはある。でもその「細かいところの傷の蓄積」がねぇ。

まぁ、今回の新人ゲンガーさんはお気の毒としか言いようがないっすね。凡庸ですけどそれこそ変なトラブルに巻き込まれたとしか言いようがない。


残響
ぶっちゃければ、「暖かなシナリオ」ってんで、褒められちゃうとこはある。そのとおりです。でもさらにぶっちゃければ、「雑」ですよね。シナリオライティングのデリカシーがない。

変なトラブルか……さっき「HOOK全治3年」とネタを繰り出されましたが、これネタでおさまりますかね?

偽トノイケダイスケ
この雑ってところが、この作品では難しいところですよね。さっきとはちょい矛盾して申し訳ないんですが、その「細かい傷の蓄積」と「シナリオ設計図の明らかな不備」を「最終的には暖かい世界観だから細かいことは文句を言うなよ」ですっ飛ばそうとしているところがある。

まぁ抽象的なことをグダグダ書き連ねてもアレでしょうから、ここはひとつ……

「イチャラブという観点から見て」この作品はどうだったのか?という点から、この作品を見ていきましょうか。僕も残響さんのレビューも、この点はやや弱いというか「シナリオのアレさ加減」さを突っ込みすぎたところはありますし。

残響
わかりました。たしかにそのきらいはありましたね。

偽トノイケダイスケ
ただ、この作品の「イチャラブの酷さ」を語るには「イチャラブシーン単体の良さ悪さ」を云々するだけじゃ駄目出し、そこだけにスコープを当てて先の後出しジャンケンシナリオとの関連性を語らないのは片手落ちというところはあって……

残響
やっぱそこですよねぇ。

偽トノイケダイスケ
ある意味でこの作品はネガティブな意味で「イチャラブ論」の試金石と言えるかもしれませんw このシナリオの「イチャラブの酷さ」を包括できるような「イチャラブ論」を作れるか?みたいなところはありますね。
というか、僕はもう3~4周目あたりで、そういうことを考えながらこの作品をプレイしていたんですが。正面気ってシナリオに突っ込むのも疲れたモノで。

残響
そこでお伺いしたいんですが、キャラ、魅力なかったわけでもないでしょう? また、シナリオをブロック分割してみた場合、「脱臼おこしてるシナリオ部分」をまるっきり無視してイチャラブブロック「だけ!」を見た場合、光るところが「ないわけでもなかった。むしろ正道的にキャラは可愛かった」といえないでしょうか? 少なくともぼくはそう思ったのですが。「そこだけ」を見れば。

この「ブロック分割」の是非はまた問うとして、仮定としてそう見た場合(まあこの時点でかなり無理ある視点構築なんですが)

とはいえ、「キャラレイプ」で片付けていいか、というと、またこれも違ってくる話なんですが。

偽トノイケダイスケ
そこらへんの問題を整理するために、僕はちょっとした「イチャラブシナリオの3チェック」というのを考えたんですね。強いて言えば「イチャラブスリーサイズチェック」みたいなものを。その三つのチェック項目から、それぞれのイチャラブシナリオの問題を腑分けすることが出来る。いまここでやっていいですか?

残響
はい。

偽トノイケダイスケ
んじゃ、まず「優先順位が高くて一番重要なチェック項目の一番目」は俗に言う「イチャラブ詐欺」とか「イチャラブを疎外するシナリオでは無いか」みたいなものですね。これ、細かい定義はあとで言いますけど、先ずこれが失敗してるようなら、その作品は少なくとも「イチャラブシナリオとしては」楽しむことができない。

あー、実際にその細かい定義を言ってみて、僕と残響さんでトラベルのメインシナリオを「第一チェックで言えばAとかB」とかやってみるのも面白そうですね。

残響
ですなw

偽トノイケダイスケ
じゃあ、その「イチャラブを疎外するシナリオ」の細かい定義からいいましょうか。これは基本的に「告白後のイチャラブシーンにおいて、そのイチャラブ進行中またはイチャラブのあとのシナリオが、それまでまたは現在進行形の、主にヒロインと主人公の恋人関係やイチャラブ描写に良いor悪い影響を与えているのか?」ってところです。ポイントは「主にヒロインと主人公の恋人関係やイチャラブ」ってところですね。逆に言えば、この点さえ守られているなら、別に全世界が崩壊していようが構わない話です。

偽トノイケダイスケ
他にも色々と補足は必要かもしれませんが、先ずは最初はこの説明だけでやってみましょうか。評価はA~Cの三段階で。Aは「良い」Bは「良くも悪くも無い」Cは「ダメ」ってことで。C+とかB-くらいの気持ちを評価をつけても構いません。

残響
わかりました。ではどのシナリオからいきますか?

偽トノイケダイスケ
まずは二人で一斉に「オープン・ザ・イチャラブ詐欺」って感じで全評価をやってみましょうw

残響
了解です。ではシンキンタイムを……

偽トノイケダイスケ
そうですねー、考える時間が多少必要ですから30分になったら二人同時に評価オープンってこでで。

あ、因みに僕はメインしかやっていないので、サブは出せないんでそこらへんよろしく。

残響
では、答え合わせはCMのあとで!(CM:新発売、あったか~い中出しミルクティー

……サブ、ぼくはパッチ必須のルートはやってませんが、残りふたつは、あとで出してみるって感じでいいすか


偽トノイケダイスケ
ジル:C
リズ:C
クロエ:C
サヤ:B-
レア:B-
フィン:A- 

残響
・ジル姉C-
・サヤ B
・リズ B-
・レア c-
・フィン A- 
・クロエ B

残響
あー、事実上のぼくのは、C-と書いてますが、Cでおkですねこの場合だと。まあ感情込めたということで

偽トノイケダイスケ
なーる、違いがあるのはクロエとリズっすね。

残響
ですな。ではそこのあたりから語ってみますか?

あ、それとレアも違くないすか

偽トノイケダイスケ
あ、レアも違っていますね。
うーん、じゃあ先ずは二人とも同意してる。ジルねえCからいきましょうか。

残響
はい。では僕からいいすか、「秋桜の空に」すずねえから続く、ダダ甘お姉ちゃん属性として

偽トノイケダイスケ
あ、どうぞどうぞ

残響
「途中までだったら」、ジル姉シナリオはBでした。定義のとおり「可もなく不可もなく」。でもダダ甘っていうのはそれでいいわけです。事態を解決するのではなく、ちょっとした事態に多少ヘコんでお姉ちゃんに甘やかされるのが主眼ですから(超偏見
しかし途中から……そう、「瀕死バレ」ですね。アレが最悪だった。これは「姉属性」としても最悪だった。

偽トノイケダイスケ
ジルねえはエロゲ業界に「瀕死バブみ」という新しい概念を生み出しましたからねー

偽トノイケダイスケ
もしくは「アフリカのカワイイそうな子供とおかあさんの栄養失調おっぱいミルク萌え」でも可。

残響
なぜなら、姉のもたらす美質として、母性とはいささかズレた「姉の抱擁」っていうのがあって、それはどこかでゆとりっていうのを前提とします。この場合のゆとりとは、精神的、肉体的両方で……いや病弱お姉ちゃんに甘える、っていうのも、「星空のメモリア」における俺の愛する乙津夢たんはまさにそれで……ではありますが、いささかギミックが必要で、それは「儚さと、逆説的に強がる」っていう「姉の抱擁」です。それには、最初から瀕死というお膳立てが必要です。……そのお膳立てを、途中から「実は……」的に開陳されて、それまでの姉の抱擁を「あ、すげー無理してた、嘘にちかいもんだったんだ」って無化したという……
……ぼくはどれだけ語ってるのかw
その「瀕死バブみ」という点においていうならば、ジル姉のストーリーテリングは、やはり星メモのそれには遥かに及ばないわけです。
まあこの「瀕死バブみ」の「成功例」というのを、どれだけ受け入れられるか=乙津夢、星メモグランドルートをどれだけ受け入れられるか、というのはまた分水嶺で。
とりあえず軽く以上ですー

偽トノイケダイスケ
このジルねえのシナリオは、作り手の苦心惨憺たるところが見えるんですけど、そこはまぁ別チェックポイントで語るとしても、基本的に「その今までのイチャラブの根底を揺るがすような設定を後出しジャンケンする」っていうのは、やっぱおかしいよなぁとは思いますよね。

残響
はい。(重厚な首肯
「そのキャラが、主人公をそれだけ信頼してるんだったら、もっと早いタイミングで言うはずだよなぁ」って何度思ったことか

偽トノイケダイスケ
その「瀕死バブみ」以外の点からゆっても、いや僕は別にあんまタダ甘お姉ちゃんってキャラでそんなに好きじゃ無いんですけど、なんか瀕死ネタばれが起きたその日に、主人公が「今までオレは姉さんに甘えていただけだったんだー」っていう、今までの甘えイチャラブ描写を否定するようなことを言っちゃうのも最悪で(ここらへん、先にもゆったような微妙なフォローが入るんですけど)。

「もっと早いタイミングでいえよ」っていう主人公に対する信頼の無さも、イチャラブを弱めるところはありますけど、今まで好き好きおねちゃんイチャラブだったのを、たった一発のシリアスで無理矢理「オレはもう子供じゃ無いんだ!」成長物語に変えちゃうっていうのも、それまでのイチャラブ破壊だとは言える。

残響
重箱の隅をつっつけば、まず「その告白以降の感情」でもってジル姉をどう「かわいい存在」として見なすか、というとこで、何回か「ジル姉萌え」って言葉が出ましたが、まずトラベルやって最初にぼくが「殺すぞ♪」って姉萌えとして怒りをおぼえた瞬間です。

まあ、苦心惨憺、というのでは、姉を恋人に!っていうのは、妹のそれとはまた違ったムズさはあります。でも、どちらにせよ、あんまいい言葉ではないですが、感情と関係性の「処理の仕方」っていうのは大切ですね。
逆にいえば、そこが「まさにおいしいところ!」なのですが。……そこで、さっき言った「雑」って言葉が出てくるんですよねー。
残響って、基本的にゲームで「殺すぞ♪」って言葉で思考したことないんですけどねー……

偽トノイケダイスケ
ジルねえのそこらへんの「姉を恋人に」っていうのは、別チェックポイントで甦る話なので、取りあえず次のヒロインにいきましょうか。クロエとリズ。僕が「このチェックポイントでは」C評価で、残響さんがB評価ですね。これは僕から先に言ってもイイですか?

残響
どぞどぞー

偽トノイケダイスケ
まぁとはいっても、これは一言で言えちゃう話なんですけどね。最後にもってくるネタばれを「先に言えよ!」というか、それ先に言わないで主人公とイチャラブしてたなら、殆ど主人公のこと信用していなかった話になるんで、そこで「まだ主人公のことを信用していない」と明示した上でイチャラブするならまぁそれでも良いけど、さんざ主人公のことを愛してます信用していますとかゆっておいてそりゃねーだろ話ですね。
リズシナリオなら「ばーちゃん」に対する勘違い負い目が、リズの根本的な悩みで、クロエだったら吸血姫コンプレックスがそうですけど、その根本問題からヒロインの悩みは派生しているのに、途中のヒロインとのイチャラブ描写で問題になるのはあくまで派生問題なんですよね。その表面的な派生問題の解決で「二人の中は深まった」みたいなことを描こうとしているんだけど、最後の「ヒロイン自身が胸に秘めている」根本問題は、その派生問題の信頼の蓄積で主人公に明かしたって話ではなくて、単にトラブルの結果「打ち明けるほかなくなった」ですからね。イチャラブが単なる戯れにしか成っていない。

残響
リズとクロエなんですが、厳密にはぼくはリズ「B-」、クロエ「B」なんですね。微妙かもしれませんけど、これには意味があって、ぼくのなかでは。

残響
「嗚呼、死ぬほどどうしようもない」がジル姉ルートだったとしたら、リズルートは「プロットはこのままに、時間軸の調整とか、描き方によっては……例えば主人公を能動的にコミットさせるなら」まだどーにかなったんじゃないか疑念がぼくのなかにあるんですね。その意味で、まだ「B」のなかに入れさせた。マイナスつけたといえ。仰る問題点は、リズルートは同意します。まあ今の調整、は自分でも無理あるなー、とは思うんですけど
で、クロエルートは、ひょっとしたらぼくと偽マルセルさんで見方が異なっているかも。ぼくはクロエルートってプロットの軸がふたつあると思ってて、ひとつはリンネのこと。もひとつが吸血鬼コンプレックス。このふたつが並列的に進行していったふうにぼくには見えてます。ただ、「吸血鬼コンプレックスは先にいえ!」はその通りです。……それでもクロエルートにマイナスつけてないのは、リンネとの擬似家族ごっこが、まあたしかに暖かい、と思わせるところがあるにはあった、という点です
まあそこは、百合者としての色眼鏡がついてる感はありますがw(百合豚だ……


偽トノイケダイスケ
まぁ、僕の方が「チェック項目を作った」以上、ルールを作った僕のほうがそのルールの上で上手く語りやすいっていうのはあるんですけど、一応、ここでもう一度「このチェック項目」を再確認してみましょうか。このチェック項目は「そのシナリオが良かった悪かった」話ではありません。

残響
あ、了解です。失礼をば

偽トノイケダイスケ
先のを引用すると、>「イチャラブを疎外するシナリオ」の細かい定義からいいましょうか。これは基本的に「告白後のイチャラブシーンにおいて、そのイチャラブ進行中またはイチャラブのあとのシナリオが、それまでまたは現在進行形の、主にヒロインと主人公の恋人関係やイチャラブ描写に良いor悪い影響を与えているのか?」ってところです。ポイントは「主にヒロインと主人公の恋人関係やイチャラブ」ってところですね。

なんで、ここに拘っているのかというと、別に残響さんをディスりたいわけではなくて、あくまで「イチャラブを疎外するシナリオなのかどうか?」と言う話をしているときに、別の「疑似家族ごっこが暖かい」という話を持ち出すと、それこそトラベリングスターズの罠にはまってしまうわけですよ。ということで、残響さんがC-、僕がB-をつけたレアルートを「その点から」語ってみましょう。僕からゆっても良いですか?

残響
やはりそこかーと思いました<擬似家族

はい、お願いします

偽トノイケダイスケ
レアルートが「イチャラブを疎外する」という点から見て、なんで「別に良くも悪くも無い」のか。そりゃ例のルーフスさんシナリオにはイチャラブは殆ど無いし、シナリオからゆっても「最悪」レベルに近いんですけど、これらのルーフスシナリオは単純に「主人公とレアのそれまでの恋人関係やイチャラブ描写」そのものに何かダメージを与えるようなものでは無いからです。言い換えると、このシナリオでムカつくのは「ルーフス」やプロットを考えた人間であって、レアや主人公の「態度や言動や行動」ではないから。だから「B」ですね。もっともプラス要素も殆ど無いのでだからマイナスはつけますが。

残響
なるほど。それならばぼくは「B-」にはなるかもしれません。なんでマイナスつけたかというと、ぼくから見てどうも気になる点があって。もっともこれは、この後のチェック2、3のほうがより該当するかもしれませんが……

偽トノイケダイスケ
その気になるところって言うのはなんですか?

残響
レアのイチャラブのパターン、というか主人公がレアを思う(思い直す)ときって、「王のカリスマ」とセットじゃないですか。まあこれも三文芝居に近いですが。だって毎回「器でかい……」のパターンですし。ですが……ぼくはレアのイチャラブの「味わい」っていうのはこの「王のカリスマ(器)」をどう広げていくか、というのとかなり地続き。というか表裏一体に近い、と思える。→

もちろん、恋人として対等であり、主人公がレアの家臣になってイチャラブ!ってことではないのですが、レアの魅力というのが、ロリでありながら未来の王、というところにあって、イチャラブもそれに則っている。……そこで、最終的にルーフス革命におけるアレさが、どうもこの王のカリスマ云々とコンフリクトを起こしていると思え……。ぼくが残響トラベルレビューで、レアルートのところで、「世界観」を持ち出してかなりくどくディスったのもそこですね。……まあこれは「純然たるイチャラブにモロに抵触して、イチャラブ濃度を下げている第一要因」ってわけではないです。あくまで、「なんか気になる」ってとこです。

プロット自身がイチャラブ濃度にかかわっているか?という点では、仰るように「B、可もなく不可もなく」です。ただ、「味わい」のところで、フレーバー的に抵触しているような気がするのです。もっとも、イチャラブ濃度のことだけを議論するのがこの議論の本筋ですんで……まあそこのところは失礼しました

……まあこれも罠にハマってますかね!?

偽トノイケダイスケ
ああ、そういうことですか。そう言う話は次のチェックボックスで……というか「チェックボックスによる多方面からの包囲殲滅攻撃」で思う存分やるつもりなので、次の機会に取っておきましょう。さて残るのはお互い同意のサヤとフィンですが、サヤについては「イチャラブを疎外する」ということで残響さん、何か言いたいことはありますか? 僕はもうなんか「イチャラブについては疎外していないけど、それ以外のところが異次元過ぎ」くらいしか言うことは無いんですが……
まぁレアルートとおなじような感じですね。「イチャラブ疎外じゃないけど特にプラスでも無く他が酷すぎるだけ」っていうのはw

残響
まあよくログ読んで考えたら、レアにも主人公にも、「態度や言動や行動」がイチャラブを阻害した、というわけではない、というのは同意です。あとで攻撃しますが、ぼくのフレーバーっていうのは、ルーフス革命における政治的態度wが、なんかこの先レア妄想をしたとき陰を落とすんじゃないか懸念なだけです
あ、ただひとつだけ、サヤルートに関しては「脳内イチャラブ妄想」の観点から、あの先生になる!をちょっと批判させてください

偽トノイケダイスケ
百合話をしないなら許しましょう。

残響
しませんw 最後のアレなんですが……ぼくがこれから主人公×サヤ脳内妄想に、後輩ちゃんを登場人物として入れるということは、おkなんですよ。百合的意味じゃなくw 別に剣道部員とのコンフリクトを解消しにいく、というアフターを考えてもいい。ただし……「サヤたん大学の教育学部にいって先生を目指しマッスル!」だけは、承服しかねる。

偽トノイケダイスケ
っていうかこの期に及んでトラベリングスターズを妄想ネタに使うなんて……

残響
ぼくの正直な思いを言うならば「なんでそんな妄想しなくちゃなんねえんだ、あんなテキトーな決意に対して!」という感情があります。これは自分のなかでは結構大きくて、あの最後の爆弾のことを考えると、「これをサヤ正史にしたくねえなぁ」という感情がすげー強い、という感情論です。もっとも、トラベル本文中におけるイチャラブを減じているか?の論点に対しては、たしかに減じてはいない。ただし、振り返ってより愛せるようなサプライズかというと、断じて否という。そんな感じです
ちょっとは妄想したのですよ、各キャラのアフターについてw それくらいの喜びはあっても。でもこの「先生爆弾」がすげーキツかったという……

偽トノイケダイスケ
アレは爆弾発言というか、下品で申しわけありませんけど「ウンコ漏らし発言」に近いと思いますけどね。本人今まで単に「特に理由もなく黙っていた」のをふとした調子で漏らしてしまっただけみたいな。まぁそこらへんの話は次に回すとして、最後に残ったA評価のフィンちゃんですけど、これは僕からで良いですか?

残響
でもあとで本編イチャラブを思い出すときに、「ひょっとしてこのときウンコを我慢してたのかな」っていうことが頭の片隅にあると思うと、キツいくさいキツくさいじゃないですか……w

はい、お願いしますー
これは前に偽マルセルさんがラブラブルレビューで書いていた「遡行性」のダメパターンですね

偽トノイケダイスケ
では。AというかA-評価のフィンちゃんですけど、これって「神イチャラブシナリオ」とか「傑作イチャラブシナリオ」って話ではなくて「イチャラブシナリオとしては単に標準または水準くらい」って話に過ぎないんですよね。「シナリオがイチャラブに対して肯定的な評価を与えている」と言うと、何やらすごくよさげなシナリオをイメージする人が多いんですけど、基本的にはシナリオの展開やらテーマとイチャラブ描写が「ごく普通にゆるく結びついている」くらいのフィンちゃんシナリオでもA-くらいは言えるわけで。イチャラブよりの萌えゲシナリオの「ふつーのシナリオ」がコレに当たると思います。

残響
そうですね、ぼくも同じです。シナリオとシナジー効果を生み出して、宇宙的イチャラブ爆発にまでは至っていない。「ふつう」ですね。
ぼくの言葉(残響レビュー用語)で言いかえれば、「外部要因」たる神様が、基本的にも絶対的にもフィンを肯定している。最後にいたるまで。そしてフィンの内部要因も、フィン自身を肯定しているからこそ、後出しジャンケン裏切りもなく、最後のあの告白にいたる。
まあ「品がよかった」シナリオなんじゃないでしょうか。最後に学生神様ちゃんのCGを見切れさせた(もろに全身写さなかった)のも

偽トノイケダイスケ
外部要因とか内部要因が肯定しているというよりも、単に安定しているんですよね。最後に神さまが消えるみたいな話はでてきますが、それは別のチェックボックスで語るにしても、少なくともフィンと主人公の関係はイチャラブ描写いこうずっと変わらないですからねー。作品が規定してるイチャラブ描写ふきんの内部とか外部をあまり弄らなきゃ、最低でもA-位は取れるという話です。

残響
「いつものHOOK」という感じで?

偽トノイケダイスケ
まぁフィンルートこそが「いつものHOOKの典型的シナリオ」ですね。前作のメルティモーメントなんて基本全シナリオがこんな感じです。メルティの方がそっちの意味では出来が遙かに良いですけど。



※1(チャットタイトルのこと。「真・トラベリングスターズ大炎上というチャットタイトルを残響さんがつけた)

※2(とまぁこんな感じで第一夜は基本大人しめですが、第二夜に残響きゅんの怒りが大爆発しちゃいます。お楽しみに!
 
※残1(このチャットはじめる前に、残響百合豚がチャットルーム開くのに3回もミスをして偽トノさんを振り回したことが理由。すんませんでした……) 

偽トノイケダイスケのトラベリングスターズレビュー(37670字)

残響のトラベリングスターズレビュー(33173字)