たとえば大和時代の、まだ外来文化の影響の少なかったころの日本語では「あか」は赤色だけを指したのではなかったという。桃色も「あか」だった。明るい色は「あか」なのだ。いっぽう、暗い色は、茶色も黒みな「くら」転じて「くろ」だった。すると、明るい色とも暗いともどっちつかずの色は? それは「あお」とよばれた。明るさと暗さの淡く滲みあう色だから「あわ」転じて「あお」なのかもしれない。ともかくもみな「あお」だ。これは何を意味するか古代の日本人の色彩感覚が大雑把だったのか
そうではあるまい。彼らは、個々の色を実体的に、それぞれを別物として、捉えていなかったのだろう。全ての色を、明るいか、中間か、暗いかのグラデーションの連続的差異の過程として、一元的につかまえ、その微妙な移ろいにしか興味がなかったというわけだ。そんな色彩感覚の形成には日本の湿潤で穏和な気候が関わっていただろう。おかげ植物の種類も多ければ、色合いは熱帯のようにきつくなく、微妙に優しい濃淡に満ち満ちていて、緑は緑とか決めつけてもあまり意味はない。グラデーションの微かな差を見分ける目こそが養われなければならない。(by片山杜秀)



nisetono
それでは、まいてつ対談、第二回目(偽トノ注1)始めましょうか。

さて、こーしんさんのまいてつ進行はどうですか?

ハチクロの穴をあけましたか?


こーしんりょー
あの後、ポーレットルート、れいなルート攻略済みで、ハチロク途中ですね。まだ「ハチロクにも穴はあるんだよな…?」と疑問をいだいている段階です。遅れてて申し訳ない。


nisetono
僕はハチクロルートを最後にやったので、もしや既にシーリング(だっけ?)開通済みではないのか?とちょいヤキモキした独占厨なのであった。


残響
独占厨ということでいえば、蒸気機関車のボイラに初めて火を入れる際に「初釜」って感じで表現するのですが、そのあたり微妙ですねw もっとも、だからこそのシーリングって発想なのかもですが


nisetono
しかし機械類とか物質的ものに関しては、特に中古品に拒否感は無いんだよなぁ。自作PCでも「壊れにくいパーツ」は別に中古品でもOKだし。エロゲも普通に中古品で安く買うし。


こーしんりょー
自作PCやディスク媒体にはチンコ突っ込みませんしね……(変態は除く


nisetono
むかしCDが出回った当時に、あの穴にちんちんをブッコんだ奴は結構いるらしいですけどね!っていう鉄道豆知識はさておき、本題に入りましょうか。今日はポーレットとれいなルートについて。

んじゃ、先ずはお約束通りに、例の皆さんの評価から伺いましょうか。
例によって、シナリオ評価とヒロイン評価と、あと今回はポーレットルートにちょっと関係した...けっこう難しいところはあるんですが「ポーレットルートだけではなくて、この作品全般をやって、この作品の世界にリアル観光に行きたくなったか?ってところを聞きたいかと思います。

まぁ評価基準としては、そうっすねー。今現在、自分が凄く行きたい観光地やどこかの町や国でもいいです。それを「A」と決めて、そこからの評価差で適当に決めてくださいませ。例えば、僕だったら、いつも行っているお気に入りの温泉地があるので、そこを「A」として、この作品は「○○だな」って感じで。

あ、一応、これは「観光したいなぁ魅力」を中心において「れいなちゃんを好きに犯せるから行きたいぜぇ」みたいな話は無しにしてくださいね!

(シンキング&打鍵タイム)


nisetono
それじゃ、一斉に、オープン・ザ・インポテンツ!


こーしんりょー
■ポーレットルート
シナリオ評価:A-(12話から綺麗に撤収できていたらA)、
ヒロイン評価:A
かなり好みのシナリオ。特に「12.解放」はひとつのシーンとして今後忘れることはないだろう……故に、終盤の展開にモタつきが見られたのが残念。


■れいなルート
シナリオ評価:B-
ヒロイン評価:B-
れいなへの評価がそのままシナリオ評価。まあ、普通にまあまあということで。


■リアル観光に行きたくなったか:C
ポーレットに逢えるならAだけれども、観光的魅力としてはnot for meとしか。


nisetono
ヒロイン評価

ポーレット B
れいな A


シナリオ評価 

ポーレット C+
れいな B-


御一夜評価

C+


merunonia
ポーレットルート
ヒロイン評価 C(普通)
ルート評価 C(正直納得いかない部分もあったけれど、過去の見方の肯定だったり、着眼点だったり面白かったり)


れいなルート
ヒロイン評価A(しゅっぱつしんこー!めっちゃくっちゃ可愛いかった)
ルート評価 なんとも……C(サブルートはあまり語られないので、)
サブとしては、十分なできなのでは


観光としての魅力B 
川下りとかが大好きなので行ってみたい


残響
【ポーレット】
シナリオ B+(マイントレジャーの実際の魅力……はともかく、全体のサクセス物語としては筋道が通っていた。日々姫市長のような脱臼はなかった)

ヒロイン評価 B(案外幼馴染感が薄かった点が「+」まではいかず)+


【れいな】
シナリオ B(よくまとまっていたかと)
ヒロイン B+(キャラの勝利。癒し)


【リアル観光】
A基準……東京。秋の同人音楽即売会M3行きたかったぁぁあああ、&昔住んでたとこの帰郷ついでに観光
A基準……北欧。好きやねん。昔からの憧れ。風景と文化と音楽が美しい。リアル幻想世界。

御一夜……評価B-(どちらでもいい)
理由:だって、わりと身近にSL観光振興やってるところあるけど、行ってないですし……(鉄道趣味にあるまじき本音発言


nisetono
残響さん......
あなた、それで良いんですかっ!


残響
物凄く正直に言ってます。だって撮り鉄と乗り鉄(要するに、リアル旅情の鉄)と、自分のような鉄道模型&写真見る&機関構造系の鉄道趣味って、かなり違いますし


nisetono
残酷な鉄オタの鉄癖


こーしんりょー
エロゲーファンにも作るのが好きな人もいればヤるのが好きな人もいますし(ぐるぐる目


残響
鉄オタって、そのあたり、エロゲ趣味の純愛vs陵辱、とか、純愛vsNTRとかよりも、場合によってはもっと断絶が激しくて。それこそジャンルによってはポーさんのこれを普通に言うひと言いますから。
p1


どちらかといえば残響は鉄趣味のなかでは異端のようなので。500系新幹線を「なんだこのカツオ魚類の顔は」とか、国鉄系のカラーリングを「ダセえ」とかって発言して、鉄道サークルのなかでフルボッコ食らったのが結構あって、孤独な鉄趣味をしてる人間ですから。ただ、鉄の「ジャンル区切り」はあるのは事実ですけど。


nisetono
えー、じゃあ、実際にこの「まいてつ」の中で言われている「鉄道旅行の魅力」みたいのも「なにそれ?」みたいな感じですか?


残響
その魅力を打ち出す理屈は、とてもわかる。そういうのは物語としては美しいと思う。けれども残酷なことをいってしまえば「それをいつまでも鉄道雑誌がノスタルジー込みで、アップデートしないまま一日千秋のように語ってるから、鉄道から皆離れていくんじゃないの?」っていうポーさんから殺されそうな発言


nisetono
いや、そこはもっと殺される発言が欲しいなぁ。
実際に残響さんはどうなの? 鉄道の乗り物としての魅力とか「皆で共同体で同じ時間を過ごす楽しみ」みたいの、どう思いますか?


残響
「皆で共同体で同じ時間を過ごす楽しみ」なんざ、幼児のころから鉄道趣味やってますが、「わたくしは」ビタイチ感じたことねえ。鉄道に乗ったらずーっと車窓の景色を眺めてるのが好き。そして、メカそのものが好き。だからそういう意味で、ハチロクルートのボイラとかのメカニズムにハァハァするんであって。
「鉄道文化」っていうのは、わかりますよ。そりゃあ、存在としてはわかります。でも、それって結局サークル内の物語でしかないんですよね……。


nisetono
なんかこの人「まいてつ」の大半をハナっから否定しているような感じだぞ!


こーしんりょー
うーん、まあそれを言っちゃえば僕も鉄道も観光もこれっぽちの興味もないし、それこそ美少女要素がなかったら(例えば同じ題材の実写映画だったりしたら)絶対触れなかった作品だったろう、更に言えばこの対談がなければプレイしたかどうかも怪しかった人間なので、なんとも言えないw


merunonia
自分も観光とか鉄道をテーマってだけでは正直触らなかったんだろうなぁと思いつつ。でも私は鉄道をツールにしてその地域の観光名所だったり良さとかを知ってもらう、いわゆる観光列車っていう事業は、移動手段ではなく観光娯楽として個人的に好きなのもあって、まいてつの事業好きだったり。

それが皆で共同体で同じ時間を過ごす空間の良さがあるっていうのは何とも言えないけれど。 鉄道趣味って人たちと、このまいてつの観光事業ってそう思うと少しズレはある気がしゅる。(そもそも狙いが違うかもですが)


残響
これは鉄道趣味人が隠蔽してる部分ではありますが「欠点をフェティッシュに愉しむ」っていう傾向があります。鉄道だったら、枕木をゴトンゴトンと音と振動をたてるところ。これは鉄分の多い人には「おおおお」ですが、鉄分の無い一般人には「ガタガタうっせえ」の一言ですよ。

で、なんで「鉄道文化」があるか、っていうと、これら欠点を「美、物語」に昇華してしまったんですね。先人の鉄道趣味者が。客観的に言い当てるとしたら、こうなります。 

ただ、メルトンさんのような方から見て、こういう「フェチズムを公共観光事業として拡大する」っていう計画の「なんかな……」感って、みえたりしませんか?
「企画の魅力」とされるとこで、「それは個人のフェチズムでは?」という意識の透けて見える感、というか。


nisetono
先にちょっと僕の方から答えると、さっきのメルトンさんの言うように、そこらへんのフェチズムはまぁわりと「薄く広く世間に認知されている」モノではあるとは思いますけどね。僕程度の人間でもそういうフェチズムは「ほんの少しはわかるかもしれない」程度はある。


merunonia
その列車の欠点(なのかな?)、その不便さや快適さがないからってので嫌だと思う人はそもそもこういう観光事業には参加しないと思いますし、そこを楽しむために参加される(人もいるかもしれませんが)というフェチズムさより、その地域の観光(例えば、車窓からの川や渓流の眺め、列車で楽しむ食事、途中下車もあるかもしれません、焼肉列車だったりなんかも)という、コト体験、異質な体験を興味をもって楽しみたい人が大半だと思いますので。 ってのが鉄道趣味はないけれど、参加したいと思う心理だったり。
(答えになってないかも


nisetono

 
p2

p3

p4


まぁこういうことですよね。「軽いフェチズム+観光体験+ちょいノスタルジー」みたいな融合。


こーしんりょー
三つとも興味ない私からすればそりゃnot for meですよ。スクショのポーレットは可愛い。


nisetono
あ、こーしんさんはそれも全くゼロですか。
僕はキモチとしては、だいたい20くらいありますけどね。

こーしんりょー
軽いフェチズム:0点
観光体験:0点
ちょいノスタルジー:2点で、合計2点ですかね。


残響
懐かしいなぁ、寝台特急「あけぼの」 

元ネタについての解説はこちら。ストーブ列車についての記述もあり


nisetono
僕はこう言うのを見ると、そうっすねー。さっきの「観光地」評価でいえば、だいたいBくらいには上がりますよ。行ってももいっかなレベルには。しかし、そうなると、僕とメルトンさんが「だいたい普通の一般人と同じくらいの鉄道観光受容度を持っていて、残響さんとこーしんは基本ゼロという、ある意味で美味しい対称結果になりますねー まぁメルトンさんも、基本は「川下りがやりたい」ってところらしいですけどw


残響
この中で「うっひょう鉄道!」となってる人間がいないw むしろ期待を外してしまってすんません。メルトンちゃんは凪とふかみちゃんとキャッキャウフフするのですか……。


merunonia
いっしょに川でぷかぷか浮かびたい……浮かびたくない?


nisetono
いま、大変なことに気づいてしまったんですが。
よぉく考えると、ある程度はシナリオの「観光云々」に関係するところとして、主人公が実際に「それを楽しんで遊んでいる」のって、川下りというか「川遊び」くらいしか無いような気が....
いや、さっきのメルトンさんのレスに「ヒロイン云々は関係ないんじゃー」とマジレスしようとして「まてよ?ヒロインとその観光要素でイチャイチャしているのって?」とは考え始め...


merunonia
(だってこのエロゲ、実際に施策提案するけど、実際の描写全然描かれないしと思った)


こーしんりょー
一応、主人公の双鉄が実際に(御一夜観光に限らず)「遊び」を知らないというキャラクター性があって、ポーレットルートでのデートに繋がっていくわけですしね。そういやそこでも急流下りがメインだったけどな! あとは包丁造りがありましたか。


nisetono
そう考えると、この作品、逆説的な意味で、まぁ悪い意味になりますけど「本当に観光地に興味のないお客さん」として、滞在しているようなところはありますよね。主人公たちが、実際にそこに暮らしてはいるので「観光地としての魅力が逆説的に自分達にはわからない」みたいな事は言っているんですが。

あくまで、まぁ僕=プレイヤー自身から見ると、なにか「主人公たちがそこに住んでいて、その生活描写から街の魅力がじんわりと伝わってくる」ようなところが、他の日常系エロゲとかに比べても、圧倒的に不足しているところはある。


残響
それこそメルトンさんが仰った


>実際に施策提案するけど、実際の描写全然描かれないし


ですね。そうか、御一夜はイチャラブのひとつも誘発せん町だったか……(冗談でなく、そういう町って、なにか矛盾を感じる)うまく言えないけど「あるべき御一夜」と「今住んでるリアル御一夜」が乖離しているような。もちろん「今のリアル御一夜」のある意味での否定から始まってる物語ではありますが。


「まいてつ」ポーレット編2「風景に土地と人の時間は流れゆきて物語は何処に?」に続く




(偽トノ注1)正確に言えば、これは三回目の対談になるんですけどねー。前の「まいてつ対談」が色々あって、二回に分割されてしまったので。